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2026/02/19

Vol.34空き家を「持ち続ける」という選択はアリなのか?

この記事は【実家を手放す前に読んでほしい小さな不安】シリーズのVol.34です
Vol.33「春日井の空き家、これからどうなる?」はこちら → Vol.33を読む

まだ売る気はない。とりあえず持っておこうと思っている

空き家についてご相談を受けると、
こうした声をよく聞きます。

売るのも迷う。
貸すのも不安。
だから、いったんそのまま。

これは決して間違いではありません。

ただし――
「持ち続ける」という選択にも、いくつか考えておきたいポイントがあります。

今日は感情論ではなく、
できるだけフラットに整理してみましょう。

■ 持ち続けるメリット

まずは、持ち続けることの良い面から。

① 思い出を守れる

実家には家族の歴史があります。
「簡単には手放せない」という気持ちは、とても自然なものです。

② 将来の選択肢を残せる

・子どもが住むかもしれない
・自分が戻るかもしれない
・タイミングを見て売るかもしれない

今すぐ決断しなくていい、という安心感があります。

③ 気持ちの整理に時間が持てる

相続直後は、心の整理がついていないことも多いものです。
少し時間を置くこと自体が、必要な場合もあります。

ここまでは、どれも無理のない理由です。

■ 持ち続ける現実的な側面

一方で、知っておきたい現実もあります。

① 固定費は確実にかかる

・固定資産税
・草刈りや管理費
・火災保険

使っていなくても、支払いは続きます。

「とりあえず」の期間が長くなるほど、
積み重なる負担は小さくありません。


② 建物は確実に劣化する

空き家は、人が住まないと傷みます。

・雨漏り
・シロアリ
・配管の劣化

数年経つと、修繕費が想像以上にかかるケースもあります。


③ 市場環境は変わっていく

空き家は全国的に増えています。

春日井市も、
高度経済成長期に住宅地が一気に増えた地域です。

これから

・高齢化
・相続
・空き家化

が進みやすい構造にあります。

つまり、
将来的に売り物件が増える可能性がある地域でもあります。

これは煽りではなく、人口構造の話です。

■ 一度は、数字で整理してみる

持ち続けること自体は悪くありません。

大切なのは、

・今いくら維持費がかかっているのか
・今売ったらいくらなのか
・5年後にどうなりそうか

これを把握しているかどうかです。

知らないままの“保留”と、
理解した上での“保留”は、まったく違います。

数字を知ることで、
気持ちも少し落ち着いてきます。

■ まとめ|大切なのは「情報をあつめて考えを整理しておくこと」

空き家を持ち続けるという選択は、
間違いではありません。

でも、

「何となくそのまま」ではなく、
一度だけでも整理しておく。

・売った場合
・持ち続けた場合

両方を知った上で決める。

それだけで、
後悔の可能性はぐっと減ります。

決断は、今でなくてもいい。
でも、情報は今、持っておいたほうがいい。

それが、空き家との向き合い方のひとつです。

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