春日井シティ不動産のブログ
KASUGAI CITY REAL ESTATE
2025/04/15
相談実績9|使わない空き家の解体、ちょっと待った!解体のベストタイミングを教えます。
「老朽化も進んでいるし、いっそ解体して更地にした方が気持ち的にも楽かと思って…」
遠方に住んでいて管理も難しく、将来活用する予定もない。そういう状況で「解体してしまおう」と考えるのは自然な流れです。ただ少し待ってください。解体にはメリットがある一方で、知らないと損する大きなデメリットもあります。
「更地にすると固定資産税が跳ね上がる」は本当
土地に住宅が建っている場合「住宅用地特例」により固定資産税が最大6分の1に軽減されています。建物を解体して更地にするとこの軽減措置が外れ、土地の固定資産税が大幅に増加します。「建物分の税金は減るが、土地の税金が大幅に増える」というトレードオフです。解体を決める前に固定資産税の増加額を確認することが重要です。
解体費用は150万円以上になることも
木造建物の解体は坪単価3〜4万円が目安です。30坪の建物なら約100〜120万円。これに外構(門扉・塀・庭木など)の撤去や家財道具の処分費用が加わると総額150万円以上になることは珍しくありません。「解体すれば楽になる」という気持ちはわかりますが、解体費用という大きな出費が発生することを事前に把握しておく必要があります。
解体のタイミングは「売るとき・貸すとき」でいい
一般的には売却や賃貸という活用の方針が決まったタイミングで解体するケースがほとんどです。急いで解体する必要は基本的になく、老朽化が危険なレベルでなければ「現状維持+定期的な管理」が最も現実的な選択肢です。建物が残っている状態では「古家付き土地」として買主が建物価値を含めた判断ができ、解体費用を売主が負担するか買主が負担するかを交渉の余地として使えます。
解体すべきか・維持すべきか——状況別の判断
建物が倒壊の恐れがある場合はすぐに解体が必要です。売る・貸す予定がある場合は活用方針に合わせて解体を検討します。利用予定がなく管理できない場合は状況次第で解体も一案ですが、固定資産税の増加と解体費用を踏まえた上で判断することが大切です。管理できる余裕がある場合はしばらく現状維持でかまいません。
今回の相談の結末——解体せず管理委託を選択
ご相談いただいたお客様は最終的に「解体せず、空き家のまま維持する」という選択をされました。管理については当社にご相談いただき、定期的な見回りと草刈りを含めた管理サービスをご利用いただいています。「解体=整理」ではありません。まず「売る・貸す・保つ」すべての可能性を整理した上で、一番無駄のない方法を選ぶことが大切です。
この相談から学べること
- 更地にすると固定資産税が跳ね上がる——「住宅用地特例」が外れるため——解体前に固定資産税の増加額を試算することが必須
- 解体費用は150万円以上になることも——「楽になる」前に大きな出費が発生する——解体して損する場合もある。出費と固定資産税増加のトータルコストを把握してから判断する
- 解体のタイミングは「売るとき・貸すとき」でいい——今すぐ解体する必要はほぼない——倒壊の危険がなければ現状維持+管理委託が最も現実的
- 「解体=整理」ではない——建物が残っていることで選択肢が残る——古家付き土地として売却・リフォームして賃貸など、建物があることで生まれる選択肢もある
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監修者情報

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春日井シティ不動産株式会社
山本 直嗣
