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2026/05/13

成約事例55|土地の共同売却|春日井市下津町

項目内容
所在地春日井市下津町
種別空き地(約15坪・単独では売りにくい間口の狭い土地)
売却方法仲介(隣地との共同売却・約50坪として販売)
相談のきっかけ高齢の地主が使わない土地を子どもに残したくない
この事例のポイント見知らぬ隣地所有者への共同売却提案・面積按分でなく価値差を考慮した配分交渉

「長年空き地になっている土地を整理したいのですが…」

現地を確認すると約15坪・間口の狭い土地で、単独では一般住宅用地としてかなり厳しい条件でした。ご高齢の所有者様は「自分では使わない土地を、このまま子どもに残すのも申し訳ない」とお考えでした。

隣地も空き地だった——合わせると約50坪の住宅用地に

調査を進めると、隣地も空き地になっていることがわかりました。もし隣地と合わせて売却できれば約50坪。住宅用地として十分ニーズが見込める土地になると判断しました。そこで隣地所有者様を調査し「一緒に売却しませんか?」とご提案しました。

お話を伺うと、隣地所有者様も長年その土地を使っておらず今後も利用予定はないとのこと。ただ「急いで売る理由もない」という状況で積極的ではありませんでした。とはいえ「条件によっては考えてもいい」という温度感でした。

カギは「面積按分」ではなく「価値差を考慮した配分」

ここで重要だったのが売却価格の分け方です。単純に面積割合で分けるのが公平に見えますが、今回はそれではまとまりません。

隣地側は単独でも多少狭いながら売却できる可能性がある土地。一方、相談者様の土地は単独では利用価値がかなり低く、隣地と一体化することで大きく価値が上がる土地でした。つまり共同売却による恩恵は相談者様側の方が大きいのです。

そこで相談者様とも打ち合わせの上、隣地所有者様へ少し多めに価格配分する形で交渉することにしました。単純な「平等」ではなく「どうすれば双方が納得できるか」を重視した交渉です。再度提案したところ、共同売却のメリットをご理解いただき最終的に双方納得の上で合意が成立しました。

約50坪の住宅用地として販売・新築希望の買主様と成約

その後、約50坪の住宅用地として販売を開始。当初の想定通り新築住宅を建てたいという買主様が見つかり、無事売買契約が成立しました。

今回印象的だったのは、相談者様と隣地所有者様が全くの他人でお互いの顔も知らない状態だったことです。だからこそ改めて「隣地とは日頃から仲良くしておいた方がいい」と感じた案件でした。顔見知りで良好な関係であれば、価格配分の交渉ももう少し進めやすかったかもしれません。

この事例から学べること

  • 単独では売りにくい小さな土地も、隣地と合わせることで住宅用地として売れるケースがある——15坪の間口の狭い土地が50坪の住宅用地に変わった
  • 価格配分は面積按分ではなく「それぞれの土地の価値差」で考える——恩恵を受ける側が多く負担するのが現実的な交渉の落としどころ
  • 隣地との関係は日頃から大切に——いざという時の協力を得やすくするために、普段からの良好な関係が重要
  • 「売れない土地」は組み合わせ・接道改善・一体利用で価値が変わることがある——土地は面積だけでなく「どう使えるか」で価値が決まる

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