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2026/06/03

成約事例71|隣地の一部購入|春日井市勝川町5丁目

項目内容
所在地春日井市勝川町5丁目
種別隣地(約60坪)の一部(約15坪)を分筆購入
相談のきっかけ自宅の敷地が狭く駐車スペースがない・隣の空き地の一部を取得できないか
この事例のポイント所有者調査→最初は売る気なし→「一部売っても残り45坪・デメリットなし」という提案が功を奏した・門前払いが多い隣地交渉でうまくいった珍しい事例

「自宅の駐車スペースがなくて困っているんですが、隣が空き地なので、一部だけ買えないかと思って…」

春日井市勝川町5丁目にお住まいの方からのご相談です。自宅の敷地が狭く駐車スペースが確保できない状況で、ちょうど隣接している空き地の一部を取得できれば解決できると考えていました。予算の都合で全部は難しく、希望は約15坪。ただ長い間ずっと空き地だったため、所有者が誰かもわからないという状態でした。

まず所有者を調査する——登記簿で確認

市場に出ていない土地を取得したい場合、まず所有者を調べるところから始まります。法務局で登記簿を確認することで土地の名義人を把握できます。今回も早速調査を実施。所有者が判明し連絡を取ると「現在は知り合いに駐車場として貸している」とのことでした。

最初は「売る気なし」——よくあるパターン

「隣の方が一部購入を希望しています」とお伝えすると、最初の反応は「売るつもりはない」というものでした。隣地交渉では非常によくある反応です。ここで引き下がるのではなく、売主側にとってのメリットを丁寧に整理することが重要です。

「一部売っても残り45坪——デメリットはない」という提案

今回の土地は約60坪。そのうち15坪を売っても45坪が残ります。所有者の方は現在この土地を自分で使う予定がないとのことでしたので、次のような提案をしました。15坪売ることで現金が入る。残り45坪は引き続き所有できる。45坪あれば将来売る時も自分で使う時も選択肢が広がる。今の知人への駐車場貸しも残りの45坪で継続できる。「一部売ることで何かを失う」のではなく「一部売っても何も変わらない・むしろ現金が入る」という整理です。

何度かのやり取りを経て承諾——分筆・売買成立

一度の説明で即決とはなりませんでしたが、何度かやり取りを続けた結果、所有者の方から「隣の方でもあるし、売ってもいいよ」というお返事をいただきました。論理的な提案が響いたことに加えて「隣人のお役に立てる」という気持ちも後押しになったようです。最終的に約15坪の分筆・売買契約・決済が完了。相談者の方は念願の駐車スペースを確保できました。

この事例から学べること

  • 市場に出ていない隣地でも、所有者調査→打診という手順で動ける——「売っていない=買えない」ではない。まず所有者を調べてアプローチすることが最初のステップ
  • 「一部だけ売る」は売主にとってもメリットがある——全部売る必要がない・残りの土地の活用の選択肢も残る・現金も入るという整理が刺さることがある
  • 最初の「売る気なし」で諦めない——何度かのやり取りで変わることがある——一度断られても丁寧に続けることが成功のカギ
  • 隣地交渉は門前払いが多い——それでも試す価値がある——成立するケースは少ないが、試してみないとわからない

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