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2026/05/14

成約事例57|借地権整理|名古屋市西区笠取町

項目内容
所在地名古屋市西区笠取町
種別借地上建物(昭和21年建築)の整理
売却方法地主への建物売却(借地契約終了)
相談のきっかけマンション購入後に借地上建物が空き家化・整理を希望
この事例のポイント昭和21年からの借地が全4件すべて完了・波及効果で残り1件も整理

「借地上にある実家を整理したいのですが、どうすればいいですか?」

今回のご相談は昭和21年に親御様が借地上に建てた建物の整理についてでした。相談者様は昭和63年にこの建物を相続し長年住まわれていましたが、ご自身でマンションを購入されたことで借地上の建物は空き家に。「このまま維持するより整理したい」というお気持ちになられました。

4件の借地のうち2件はすでに地主が買取済みだった

調査を進めると、同じ地主様が約100坪の土地に4件の借地契約を締結していたことがわかりました。そのうち2件はすでに数年前に地主側が建物を買い取り借地整理済み。地主側には管理会社が入っており、今回もその管理会社を通じて借地人様の意向を伝えたところ「前例と同じ条件でよければ建物を買い取ります」という回答をいただきました。

「揉めずに整理できればいい」——前例条件でスムーズに成約

相談者様も特別高額な条件を求めていたわけではなく「揉めずに整理できればそれでいい」というお気持ちでした。そのため強い価格交渉や駆け引きは一切なく、地主側の前例条件に従って淡々と手続きを進め、建物売買契約を締結しました。ご高齢だったこともあり、複雑な交渉にならずスムーズに整理できたことを大変喜んでいただきました。

この話を聞いた残り1件も整理へ——昭和21年からの借地が全件完了

今回の件には続きがあります。残っていた最後の1件の借地人様がこの整理の話を聞き「自分も整理したい」と後日ご相談をいただきました。こちらも前例条件に従う形で合意し、無事建物売買手続きを完了。結果として地主様は昭和21年から続いていた借地契約4件すべてを整理し、完全な土地所有権を取り戻すことができました。

この事例から学べること

  • 借地整理は「揉める」だけでなく円満に進むケースもある——前例がある・長年の信頼関係がある・無理な要求をしない、この3つが揃うとスムーズに進む
  • 「前例」の確認が交渉の出発点になる——同じ地主の他の借地がどう整理されたかを調べることで、現実的な条件設定の目安になる
  • 管理会社・司法書士を通じた交渉が感情的対立を防ぐ——直接交渉より第三者を通じた方がスムーズに進むケースがある
  • 一件の整理が連鎖して複数件の整理につながることがある——「あの人が整理できたなら自分も」という波及効果が生まれるケースがある

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