春日井シティ不動産のブログ
KASUGAI CITY REAL ESTATE
2025/03/02
相談実績1|誰にも知られずに不動産を売りたい(春日井市・60代女性)
春日井市にお住まいの60代の女性から、こんなご相談をいただきました。亡くなったご両親から相続した実家を売りたい、ただ、親戚やご近所には知られたくない——というお話です。「内緒で売りたい」というご相談は、決して珍しくありません。不動産を売る理由は、住み替え・相続・離婚・ローンの整理など、人それぞれ。前向きな理由ばかりではないからこそ、「周りに知られたくない」という気持ちは、とても自然なものです。
「内緒で売りたい」の裏にある、本当の気持ちを伺う
この女性も、最初は「とにかく内緒で」とおっしゃっていました。そこで、まずはなぜ知られたくないのか、どんなご事情なのかを、ゆっくり伺いました。お話を聞くうちに見えてきたのは、「絶対に誰にも知られたくない」というより、「周りにいろいろ詮索されそうで面倒だから」という気持ちでした。別に知られたくない切実な事情があったわけでもありませんでした。
すでにどなたも住んでいない相続した実家でしたから、ご自宅を売る場合のように「今の暮らしを知られる」という切実さとは、少し違っていたのです。
ここが大事なところです。ひとくちに「内緒で売りたい」と言っても、どのくらい・何を優先したいかは、人によって違います。そこを整理しないまま「内緒で売る方法」に飛びついてしまうと、後で「思ったより安くなった」と後悔することにもなりかねません。
正直にお伝えした「内緒」と「高く売る」のトレードオフ
そのうえで、正直にお伝えしました。「内緒にすること」と「高く売ること」は、しばしば両立しません、と。
不動産は、より多くの人に情報が届くほど、買い手が見つかりやすく、高く・早く売れます。ところが「内緒」にするためには、その広告活動を制限することになります。すると当然、買い手の数は減り、価格や期間の面で不利になりやすい。周囲に知られにくくする方法(広告を出さずにネットワークで探す、買取を使う、など)はありますが、いずれも「価格」や「売れるまでの期間」とのトレードオフになります。
そして、もう一つ正直にお伝えしたことがあります。広告を抑えれば知られる可能性は大きく下げられますが、買い手候補には最低限の情報を伝える必要があるため、「絶対に・完全に漏れない」とまでは言い切れません。ここを保証できると言う会社があれば、それは誠実ではないと思います。
(広告なしで売る具体的な方法や、買取で非公開に売る場合の価格の目安については、こちらの記事で詳しく整理しています。)
👉 関連記事:【買取と仲介の価格差】不動産売却で「買取」が安くなる理由とは?(非公開で売る方法も解説)
このお客様が、最後に選んだのは
「内緒で安く売る」のか、「広告して高く売る」のか。メリットとデメリットを一つずつ並べて、ご一緒に整理していきました。
最終的に、この女性が選ばれたのは——「広告して、きちんと高く売る」という道でした。「相続した実家だし、自分が今住んでいる家でもない。そこまで内緒にこだわる必要もないかな、と思えてきました。それより、安く売ってしまうほうがもったいないですよね」。ご自身の中で優先順位がはっきりした結果の、納得のいく判断でした。もちろん、売却にあたっては、内見の配慮など、できる範囲で目立たないよう進める工夫もお伝えしました。
「内緒で売りたい」と来られた方が、最後は「広告して売る」を選ぶ。これは実は、よくあることです。大切なのは、最初の希望をそのまま実行することではなく、本当は何を優先したいのかを整理したうえで、納得して決めることなのだと思います。
この相談から、お伝えしたいこと
- 「内緒で売りたい」という相談は、珍しくありません。まず相談するだけなら、売却理由を詮索されることも、外に漏れることもありません
- 「内緒にすること」と「高く売ること」は、しばしばトレードオフです。どちらをどれだけ優先したいかを整理することが、後悔のない売却につながります
- 「絶対に漏れない」と保証はできません。そこを正直にお伝えしたうえで、できる限りの配慮をして進めます
「周りに知られたくない」も、「でもなるべく高く売りたい」も、どちらも当然の気持ちです。その両方をどう折り合わせるか、一緒に考えます。まずは、相談だけでも大丈夫です。
👉 関連記事:不動産を急いで売りたいときはどうしたらいい?仲介・買取・価格設定を正直に解説
💬 「周囲に知られたくない」「まず相談だけしたい」という方へ。
ご相談の内容が外部に漏れることはありません。「知られず売る方法」と「高く売る方法」、その両面から、一番ご納得いただける形を一緒に整理します。
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監修者情報

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春日井シティ不動産株式会社
山本 直嗣
