春日井シティ不動産のブログ
KASUGAI CITY REAL ESTATE
2026/06/29
相談実績26|築50年超の小さな古い事務所、壊した方がいい?(名古屋市・70代女性)
| ご相談者 | 70代・女性(名古屋市) |
| 物件・状況 | 築50年超・約10坪の木造平屋の事務所(長く賃貸に出していたが、借主が退去) |
| ご相談内容 | 借主の退去にあたり、解体・賃貸・空き家のまま、どうするのがいいか(売る気はない) |
| 結論 | 「古くてもまだ使える」と判断し、賃貸を提案。トイレのみ和式→洋式に修繕して募集 → 建築職人の倉庫として成約 |
| この相談のポイント | 解体ありきにしない/3つの選択肢を現実的に比較/過剰なリフォームはせず、最小限の修繕で貸す |
「築50年を超える古い事務所なんですが……もう壊した方がいいでしょうか?」
名古屋市にお住まいの70代の女性からのご相談です。お持ちの約10坪の木造平屋の事務所を、これまでずっと賃貸に出してこられました。その借主が退去することになり、「この先どうすればいいか」と迷われてのご相談でした。売るおつもりはなく、選択肢としては「解体して更地にする」「また貸す」「空き家のままにしておく」の3つを考えておられました。
まず現地を見て、「まだ使える」かどうかを確かめた
こういうご相談で大切なのは、机上で判断せず、まず建物を実際に見ることです。現地を確認したところ、確かに古さはあるものの、小規模な個人事業の事務所や、倉庫・物置としてなら、まだ十分に使える状態でした。
そこで、3つの選択肢を、それぞれの現実的なメリット・デメリットで一緒に整理しました。
- 解体して更地にする:すっきりはしますが、解体には相応の費用がかかります。売る予定もないのに、今わざわざコストをかけて壊すメリットは大きくありません。
- 空き家のままにする:一見ラクですが、使わない建物は老朽化が進み、いずれ本当に使えなくなってしまいます。収益も生みません。
- また貸す:まだ使える状態なので、借り手がつけば家賃収入が得られます。建物も「使われ続ける」ことで、傷みにくくなります。
売るおつもりがないのであれば、収益の面でも、建物を保つ意味でも、「また貸す」のが一番——そうご提案しました。
過剰なリフォームはせず、「トイレだけ」直した
貸すと決めても、古い建物に大きなお金をかけてリフォームしては、元が取れません。そこで、手を入れるのは必要最小限に。今回は、和式だったトイレを洋式に変える修繕だけ行いました。今の借り手にとって、和式トイレは敬遠されやすいためです。
「古い建物だから全部きれいにしないと貸せない」わけではありません。借り手が気にするポイントだけを押さえる——この見極めが、無駄なコストをかけずに貸すコツです。
建築職人の倉庫として成約。問い合わせも複数あった
募集を始めると、複数の問い合わせがありました。古くて小さな事務所でも、「事務所」「倉庫」「物置」として使いたいという需要は、ちゃんとあるのです。
最終的に、個人の建築職人の方が「倉庫として使いたい」と決まり、現在も使われています。解体していたら生まれなかった家賃収入が、今も続いています。「壊した方がいいのかな」と迷っておられた建物が、ちゃんと次の役割を見つけられた——いいご提案ができたと思います。
この相談から、お伝えしたいこと
- 古い建物でも、「解体ありき」で決める必要はありません。まだ使えるなら、貸して活かすほうが、収益面でも建物の維持の面でも有利なことがあります
- 解体・空き家のまま・賃貸——それぞれにメリットとデメリットがあります。机上ではなく、現地を見たうえで、現実的に比べることが大切です
- 貸すための修繕は、最小限でかまいません。借り手が気にするポイント(今回はトイレ)だけを押さえれば、無駄なコストをかけずに貸せます
「古いから、もう壊すしかない」と思っていませんか。建物の状態と、まわりの需要しだいで、まだ活かせる道があるかもしれません。解体する前に、一度ご相談ください。
👉 関連記事:空き家を持ち続けるといくらかかる?年間コストを具体的な数字で整理
💬 「古い建物、壊すか・貸すか・そのままか」で迷っている方へ。
解体ありきではなく、まだ使えるか・どんな需要があるかを見たうえで、一番いい選択を一緒に考えます。まずは現状をお聞かせください。
👉 LINEで気軽にご相談ください
監修者情報

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春日井シティ不動産株式会社
山本 直嗣
