春日井シティ不動産のブログ
KASUGAI CITY REAL ESTATE
2026/01/26
Vol.32 実家を売りたいのに親が「まだ早い」と言う。空き家になっても話が進まない本当の理由
「施設に入ってもう何年も経つのに、実家のことを親に相談すると『まだ早い』と言われる。」
「空き家になっているのはわかっているのに、なぜか話が前に進まない。」
こういうご相談、現場でとても多いです。感情と現実が複雑に絡み合うこの問題、正直に整理します。
まず前提として:親が住んでいる実家を売るのは難しい
最初に一点はっきりさせておきます。親が住んでいる実家を売るのは、現実的ではなく普通は難しいです。
次の住まいを探さないといけないし、積極的に「売りたい」と言う親はほとんどいません。子ども側も、親に負担をかけたくないから無理に売らせようとはしないでしょう。ここまではごく自然な話です。
このテーマで悩まれるのは、すでに実家が空き家になっているケースがほとんどです。親が施設に入っている、もう戻らないと分かっている、何年も誰も住んでいない——それでもなぜか話が進まない。
「まだ早い」は拒否ではなく”逃げ場”
空き家なのに「まだ早い」と言われると、子ども側はこう感じます。「じゃあ、いつ?」「このまま放置していいの?」「結局、自分が背負うことになるのでは?」
でも多くの場合、親自身も分かっています。「いずれ、何とかしないといけない。でも、今は考えたくない。」
「まだ早い」は、結論を先延ばしにするための言葉です。拒否ではなく、まだ心の整理ができていないサインです。
なぜ親はそこまで「家」にこだわるのか
親世代にとって、家は単なる不動産ではありません。
- 数十年かけてローンを払い続けた「人生の証」
- 子どもを育てた「家族の拠点」
- 「自分はまだ社会とつながっている」という象徴
手放すことが「終わり・負け・喪失」に感じられる方も多いです。これは感情的な問題であり、論理で説得しようとするほどこじれやすくなります。
💬 「親と実家の話をするといつも平行線になる」という方へ。
子どもと親の間に入って、感情を刺激せず現実的な話ができる場をつくります。売ると決めていない段階でも大丈夫です。
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現場でよくある「お金の話になると信用されない」問題
これはあまり表に出ませんが、現場では本当によくあります。
子どもに任せて大丈夫か。勝手に話を進められないか。お金の話で揉めないか——親の中に「子どもでも、お金の話は別」という心理が働くことがあります。
これは子どもを信頼していないというより、お金=人生の最終防衛線だから。自分が弱くなったときに唯一手元に残る安心感が、家と預貯金だという感覚です。
だからこそ「子どもが言うと聞かない、第三者が言うと少し冷静になる」ということが起きます。これは子どもの説得力の問題ではなく、構造的なことです。
いきなり「売る話」をしないことが大切
こういう状況で一番やりがちな失敗が「売却の話から入ること」です。
親にとって「売る話」は最終決断を迫られる話です。当然、防衛反応が働きます。
まず必要なのは「売るかどうか」ではなく、今の状態を一緒に把握することです。
- 今、実家はどんな状態か
- このまま放置すると何が起きるか
- 選択肢には何があるか
これを「事実として整理する話」として始めると、親も耳を傾けやすくなります。売るかどうかは、その先の話です。
第三者が入ることで変わること
実家の問題は感情・お金・将来不安がすべて絡みます。親子だけで話すほど、こじれやすくなります。
第三者(不動産会社・司法書士など)が入ることで、
- 感情を刺激せず、事実ベースで話を進められる
- 「子どもに言われた」ではなく「専門家に確認した」という形になる
- 「決断しなくていい話から始められる」ので親も構えなくなる
春日井シティ不動産では、売る・売らないを決める前の段階から相談を受け付けています。「親と一緒に話を聞きに来たい」という方も歓迎しています。
「何とかしないと」と思い始めた今が動きどき
空き家になっていて、このままではいけないと漠然と思っている。でも何から手をつければいいか分からない。
それはとても普通の状態です。大切なのは結論を出すことではなく、まず状況を知ることです。
知ることで選択肢が生まれ、選択肢があれば親との話も変わります。「売る話」ではなく「整理する話」として始めれば、動き出せることが多いです。
まとめ
- 「まだ早い」は拒否ではなく、心の整理ができていないサイン
- 親にとって家は人生の証。論理で説得しようとするほどこじれる
- 「お金の話は子どもでも別」という親の心理は構造的なもの
- いきなり売る話から入らず、状況の整理から始めることが大切
- 第三者が入ることで、親子だけでは進まなかった話が動き出すことがある
親と自分、どちらの気持ちも尊重しながら前に進む方法はあります。一人で抱え込まず、まず話してみてください。
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💬 「親が施設に入っていて実家が空き家。でも話が進まない」という方へ。
売る前提ではなく、状況の整理から始めます。親と一緒に来ていただいても大丈夫です。代表の山本が直接対応します。
👉 LINEで気軽にご相談ください
監修者情報

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春日井シティ不動産株式会社
山本 直嗣
