春日井シティ不動産のブログ
KASUGAI CITY REAL ESTATE
2025/05/22
Vol.20どこに相談すればいい?信頼できる不動産屋の選び方と、最初の一歩
※この記事は【実家を手放す前に読んでほしい小さな不安】シリーズのVol.20です
Vol.19「早く売りたいけど…実家売却にかかるリアルな期間と流れ」はこちら → Vol.19を読む
「不動産屋って、正直どこも同じに見える…」
「どこに相談したら正解なのか、分からない」
「安心して話せる人に出会えたらいいけど、それがいちばん難しい」
今回はそんな声にお応えして、信頼できる不動産屋をどう選び、どう探すか?
“正論”ではなく“実際に動ける判断軸”を、不動産のプロの視点から具体的にお伝えします。
「安心して相談できる人」を見つけるのは、なぜ難しい?
それは、「安心」は話してみないと分からないからです。
HPや広告、査定額では、人柄や相性は見えてきません。
だからこそ、不動産屋を探すときには「大手の会社がいい、知人の会社がいい、近所の会社がいい」と決め打ちで相談するのではなく、
「こういう動き方をすれば、安心できる相手と出会える確率が高まる」という戦略が必要です。
【プロの実務目線】信頼できる不動産屋と出会うための具体的な行動ステップ
① 「大手 or 町の不動産屋」どちらがいい?
これはケースバイケースですが、判断基準はこうです:
項目 | 大手 | 地元の不動産屋 |
---|---|---|
情報量 | 多い(特に都市部) | 地域に特化 |
対応の丁寧さ | 担当者による差が大きい | 代表者が対応することも多い |
スピード感 | 体制は整っている | 柔軟な対応がしやすい |
売却対象 | 一般住宅・マンション | 相続・空き家・農地など複雑な物件も◎ |
💡実家のような「感情」「家族事情」「相続」「地域の事情」が絡む売却は、
“顔の見える町の不動産屋”の方が向いていることが多いと私は感じています。
② 一括査定サイトってどうなの?
ネットで検索すると出てくる「一括査定サイト」ですが、こんな風に使うのがおすすめです:
- ✔ 価格の相場観をつかむためには◎
- ❌ そのまま業者に連絡を取るのは慎重に
- ✔ 出てきた会社名をもとに、個別にHPや口コミをチェックする
つまり、情報収集のツールとして使うのはOK。
でも、いきなり売却の入口にしてしまうと、「売る前提」で話が進むリスクがあるので注意。
③ 何社くらいに相談すればいい?
「たくさん相談したほうが安心ですよね?」と聞かれることもありますが、
数を打てば当たる…とは限りません。
むしろ大切なのは、
- 話をよく聞いてくれるか?
- 答えが丁寧か?
- 専門家との連携が取れるか?
- 「急がせない」か?
このようなポイントを見極めるために、2〜3社程度に絞って話を聞くのが現実的です。
話す前にチェックすべき「3つの視点」
不動産屋に話す前に、ホームページや問い合わせ時点で次の3つを見てみてください:
- 代表者や担当者の顔が出ているか?(=責任を持っている)
- 「売ってください」だけじゃなく、「まだ決まってない方へ」などの発信があるか?
- ブログや相談事例に“売らせる以外の選択肢”が書かれているか?
これらがある会社は、営業よりも“伴走”に近いスタンスで話をしてくれる可能性が高いです。
そもそも「不動産屋に相談するのが怖い」と感じる理由
実際にご相談いただく中でも、こんな声をよく耳にします:
- 「一度相談したら、しつこく営業されそうで…」
- 「まだ売るか決めてないのに、断れなくなりそうで不安」
- 「他にも選択肢があるはずなのに、“売る前提”で話を進められたら困る」
✅ 不動産屋に対して、「営業が強そう」「断りにくそう」というイメージがあるのは自然なことです。
だからこそ、“売る前の相談段階”に、しっかり耳を傾けてくれる業者かどうかが、まず最初の見極めポイントになります。
見極めのポイント①:「売らせようとしてくるか」より、「整理を手伝ってくれるか」
信頼できる不動産屋は、最初から売却の話を急ぎません。
その前にまず、以下のような“気がかり”を一緒に整理してくれるはずです:
- 相続登記のこと
- 家財の片づけ
- 他の相続人の意向
- 売らずに持つ場合のデメリット
- 税金や費用の概算
👉 もし、話を始めてすぐに「この価格で出しましょう!」という話になるなら、“売ることが前提”になってしまっている可能性が高いです。
見極めのポイント②:査定額だけで判断しない
よくある失敗のひとつが「査定額の高さ」で不動産屋を選んでしまうこと。
確かに「うちは高く売れますよ」と言われれば魅力的に感じますが、
実際には――
- 高く出しすぎると売れ残る
- 途中で価格を下げて、結果的に時間も手取りもロスする
- そもそも根拠のない数字だった可能性もある
💡本当に信頼できる不動産屋は、「高く売る」より「根拠をもって説明する」ことを重視しています。
見極めのポイント③:専門家との連携とスムーズな対応力
不動産の相談には、親族・登記・税金・相続・遺産分割・離婚・借金返済・空き家対策など、さまざまな分野の問題が絡みます。
たとえば:
- 登記手続き:司法書士
- 相続税・譲渡税:税理士
- 境界確定や測量:土地家屋調査士
- 解体・遺品整理:専門業者
- 相続トラブルや争い:弁護士
✅ こうした“複合ジャンル”を扱うときに重要なのは――問題解決のポイントを的確に判断して、専門家を使い分けて動けるかどうかです。
👆 専門家との提携があるのは、今やどの業者でも当たり前。
でも、その中で本当に信頼できるのは、“何を・どこで・誰に任せるか”の判断力がある不動産屋です。
これは、経験の蓄積と、お客様の状況を真剣に理解する姿勢がなければできません。
見極めのポイント④:取引経験と地元密着で身につけた力
たとえば「春日井市の○○町なら、こういう買主層が多い」
「このエリアは建売会社が早く動く」「この地域は水道やガスの引込みに制約がある」――
✅ こうした“肌感覚に近い知識”は、実際に地域で売買を繰り返している不動産屋でなければ持っていません。
地域に根ざした不動産屋は、相場の「表」だけでなく、
- 過去の取引動向
- 購入ニーズの傾向
- 今後の市場動向
- 春日井市の地域特性
- 農地・調整区域などの物件特性など
といった経験をもとにした実例ベースの提案ができます。
不動産業者として、「物件そのもの」の評価だけでなく、売主の「問題解決」への道筋をプロとして示す。
それが、現場で培われた判断力=経験値であり、トラブルを未然に防ぎ、売主の利益を守る力につながります。
「会社のブランド・看板」よりも「現場の担当営業マン」の力、それが重要です。
最後にひとこと:不動産屋は、「悩んでいるとき」に相談するといい
「売ると決めたら相談する」――
そう思っていませんか?
でも実は、“悩んでいる段階”こそが相談のベストタイミングです。
- 売るか迷っている
- 相続が気になる
- 片づけが進まない
- 家族の意見がまとまらない
こうした段階で寄り添ってくれる不動産屋と出会えれば、
結果として「売る」と決めたときにもスムーズに進みます。
🌟 「この家や土地、どうしたらいい?」とお悩みの方へ
相続した空き家、使っていない土地――
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監修者情報
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春日井シティ不動産株式会社
山本 直嗣