春日井シティ不動産のブログ
KASUGAI CITY REAL ESTATE
2025/05/12
Vol.11 不動産売却の査定は何社に頼む?春日井市で不動産会社を比較するときのポイント
「不動産の査定って、何社にも頼んでいいんですか?」
「他社にも相談していると言ったら、失礼じゃないですか?」
春日井市で不動産売却の相談を受けていると、こうした質問をいただくことがあります。
結論から言えば、売却を依頼する不動産会社を決める前に、複数社へ相談・査定を依頼することはまったく問題ありません。
むしろ不動産は金額が大きいので、1社の話だけを聞いて決める必要はありません。
ただし、ここで一つ注意してほしいことがあります。
複数社に査定を依頼して、「一番高い査定額を出した会社に頼む」という選び方はおすすめしません。
この記事では、春日井市で家や土地を売却するとき、不動産会社を何社くらい比較すればいいのか、そして査定額以外のどこを見て選べばいいのかを、不動産会社側の立場から正直に説明します。
まず結論|2~3社くらいに相談して比較すれば十分
不動産会社を比較したいのであれば、私は2~3社程度に相談してみれば十分だと思っています。
1社だけでは、その査定価格や説明が妥当なのか比較できません。
一方で、5社、6社と増やせば、それだけ訪問査定への対応や説明を聞く時間も増えます。
大切なのは「たくさん査定を取ること」ではありません。
価格の根拠や売却方法を比較して、自分が納得して任せられる会社を見つけることです。
💡 春日井シティ不動産も、他社との比較で構いません
当社へ査定をご依頼いただく際に「他社にも査定をお願いしています」と言っていただいて問題ありません。査定額だけでなく、その価格をどう考えたのかまで比較して判断してください。
なぜ不動産会社によって査定価格が違うのか?
同じ家、同じ土地を見ても、不動産会社によって査定価格が違うことがあります。
これは不思議なことではありません。
不動産には、株式のように「今日の価格は○円」という一つの価格があるわけではないからです。
不動産会社は、
- 近隣の成約事例
- 現在販売されている競合物件
- 土地の面積・形状・道路条件
- 建物の築年数・状態
- 法令上の制限
- その地域で実際に探している買主層
などを確認して、「このくらいなら売却できる可能性が高い」という価格を判断します。
その見方や経験が会社によって違うため、査定価格にも差が出ます。
一番高い査定額を出した会社が、一番高く売ってくれるとは限らない
ここは、不動産売却で特に知っておいてほしいところです。
たとえば3社に査定を依頼して、
| 不動産会社 | 査定価格 |
|---|---|
| A社 | 2,300万円 |
| B社 | 2,400万円 |
| C社 | 2,700万円 |
だったとします。
当然、2,700万円と言われれば魅力的に感じます。
でも、査定価格は「その金額で売れることを保証する価格」ではありません。
重要なのは、C社がなぜ2,700万円と判断したのかです。
近隣の成約事例や土地条件を示し、2,700万円で売れる具体的な根拠があるなら検討する価値があります。
一方、明確な根拠がないまま高い査定額だけを提示しているなら、その数字だけで会社を決めるのは危険です。
高すぎる価格で売り出すと、結果的に遠回りになることもある
もちろん、売主として少しでも高く売りたいのは当然です。
私も売却を任せていただく以上、できるだけ良い条件で成約することを考えます。
ただし、相場から大きく離れた価格で売り出すと、問い合わせや内覧が入らず、長期間売れ残ることがあります。
その後、何度も価格を下げていけば、買主から「長く売れていない物件」と見られることもあります。
だから査定では、単に高い数字を出すのではなく、
- 査定価格はいくらか
- その根拠は何か
- 最初はいくらで売り出すのか
- どんな買主を想定しているのか
- 反響がなければいつ、どう見直すのか
まで聞くことが大切です。
不動産会社を比較するときに見る5つのポイント
では、査定価格以外に何を比較すればいいのでしょうか。
| 比較するポイント | 確認したいこと |
|---|---|
| ①査定の根拠 | 成約事例や物件条件を使って説明しているか |
| ②物件の調査力 | 現地・道路・法令・境界など必要な確認をしているか |
| ③販売戦略 | 誰に、いくらで、どう売るのか説明できるか |
| ④不利なことの説明 | 売りにくい条件やリスクも説明してくれるか |
| ⑤担当者 | 質問にきちんと答え、売却完了まで任せられそうか |
私は特に、「この不動産の弱点を説明してくれるか」を見てほしいと思っています。
良いことだけなら、いくらでも言えます。
道路が狭い、土地の形が悪い、境界に確認が必要、建物が古い、法令上の制限がある。
そうした売却上の不利な条件まで確認して、「そのうえでどう売るか」を説明できる会社かどうかは大事な判断材料です。
💡 査定書で見たいのは「価格」より「なぜその価格なのか」
査定額が100万円高い・低いという数字だけではなく、実際の成約事例、物件の長所・短所、想定する買主まで説明されているかを比較してみてください。
「大手だから安心」「地元だから安心」とも限らない
「大手と地元の不動産会社、どちらがいいですか?」と聞かれることもあります。
これも会社の規模だけでは決められません。
大手には店舗網や知名度などの強みがあります。
一方、地域の不動産会社には、その地域の取引経験や土地勘、地元の買主・不動産会社との関係などの強みがあります。
ただし、大手なら必ず良い、地元業者なら必ず詳しい、ということでもありません。
会社の看板だけではなく、実際に担当する人がその物件をどう見ているか。
そこを比較する方が現実的です。
相談・査定と「媒介契約」は別の話
ここも混同しやすいところです。
売却前の相談や査定を複数社に依頼することと、実際に売却を依頼する媒介契約は別です。
媒介契約には主に3種類あります。
| 媒介契約 | 複数社への依頼 | 自己発見取引 |
|---|---|---|
| 専属専任媒介 | 不可 | 不可 |
| 専任媒介 | 不可 | 可能 |
| 一般媒介 | 可能 | 可能 |
専任媒介・専属専任媒介は1社に売却を依頼する契約です。
一方、一般媒介なら複数の不動産会社へ同時に売却を依頼できます。
ただし、「複数社に頼めるから一般媒介の方がよく売れる」と単純には言えません。
どの媒介契約が向いているかは、物件や売主の考え方によって変わります。
媒介契約の違いについて詳しくは、Vol.68「専属専任・専任・一般媒介契約の違いは?」で解説しています。
専任媒介でも、1社だけで買主を探すわけではない
「専任媒介にすると、その不動産会社のお客様にしか紹介されないのでは?」と思われる方もいます。
そうではありません。
専任媒介・専属専任媒介で売却を依頼された物件は、宅地建物取引業法により指定流通機構(レインズ)への登録が義務付けられています。
レインズは不動産会社間で物件情報を共有する仕組みです。
つまり、売却の窓口を1社にしても、他の不動産会社から買主を紹介してもらうことができます。
だから専任か一般かを考えるときも、単純に「依頼する会社の数=買主に届く範囲」ではないことは知っておいてください。
査定を断っても失礼ではありません
複数社への査定をためらう理由として、
「わざわざ家まで来てもらって、断るのは申し訳ない」
という方もいます。
でも、そこまで気にする必要はありません。
査定を依頼したからといって、その会社と媒介契約を結ばなければならないわけではありません。
不動産会社側も、比較される可能性があることは分かっています。
むしろ、きちんと比較したうえで「この会社に任せよう」と決めてもらった方が、その後の売却活動でも売主と不動産会社の考え方を合わせやすくなります。
春日井シティ不動産なら、査定で何を見るか
当社が春日井市の不動産を査定するときは、単に周辺の坪単価を掛けて価格を出すだけではありません。
物件によりますが、
- 現地の状態
- 法務局の登記・測量資料
- 道路や法令上の条件
- 近隣の売出事例・成約事例
- 土地の形状や高低差
- 建物の状態
- 想定できる買主
などを確認します。
そして、「査定価格はいくらです」で終わらせるのではなく、なぜその価格なのか、どんな売り方が考えられるのかまで説明することを大切にしています。
場合によっては、「今すぐ売らない」という選択肢をお伝えすることもあります。
実際に、売却のご相談をいただきながら、ご家族や今後の生活まで整理した結果、急いで売却しない方がよいとご提案したケースもあります。
詳しくは、相談実績23「元気なうちに自宅を売って住み替えたい」をご覧ください。
まとめ|査定額ではなく「任せられる根拠」を比較する
- 売却前の相談・査定は複数社に依頼して問題ない
- 比較するなら2~3社程度でも十分
- 一番高い査定額を出した会社が、一番高く売れるとは限らない
- 査定価格ではなく「なぜその価格なのか」を確認する
- 物件の良い点だけでなく、不利な点も説明する会社を見る
- 誰に・いくらで・どう売るのかという販売戦略を比較する
- 会社の規模だけではなく、実際の担当者を見る
- 相談・査定と媒介契約は別なので、査定後に断っても問題ない
不動産売却は、何度も経験するものではありません。
だからこそ、最初から1社に決める必要はありません。
何社か話を聞いて、価格だけでなく説明の中身を比べる。
そのうえで、自分が納得できる会社を選んでください。
春日井市で不動産会社を比較中の方へ
「すでに他社で査定してもらった」
「査定額が会社によって違って、どれを信じればいいか分からない」
「まだ売ると決めていないけど、相場だけ知りたい」
その段階でも構いません。
他社の査定を受けた後でも遠慮なくご相談ください。
春日井シティ不動産では、査定価格だけでなく、その価格の根拠、物件の長所・短所、考えられる売却方法までご説明します。
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他社との比較でも問題ありません。査定額だけではなく「なぜその価格なのか」を確認してから、売却を任せる会社を決めてください。
電話:0568-87-3921
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監修者情報

-
春日井シティ不動産株式会社
山本 直嗣
