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2025/04/05

成約事例5|借地権整理|春日井市高蔵寺町

項目内容
所在地春日井市高蔵寺町
種別借地権付き建物の整理→地主(叔母)との共同売却
解決期間最初の相談から約3年
相談のきっかけ借地上の実家に従兄弟が入居中・月3万円の家賃収入から月2万円の地代を払い続けている状態
この事例のポイント叔母・従兄弟・相談者の3者が感情的対立なく整理できた「三方良し」の借地権整理

「借地の実家って、売れるんでしょうか…?」

春日井市高蔵寺町の借地権付き住宅の整理・売却相談です。相続によって築50年以上の木造住宅を引き継いだ相談者様。建物は相談者の所有ですが土地は叔母の所有という「借地権付き建物」の状態でした。

なお、借地権付き物件や底地の売却には、地主様との交渉や承諾など特有の手順が必要です。売却の基本的な流れは借地権付き物件・底地の売却のページで詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

月1万円の手残り・従兄弟が居住——複雑な親族間の状況

建物に従兄弟が居住しており月3万円の家賃を受け取っていましたが、そのうち月2万円の地代を叔母へ支払う状態。手残りは月1万円だけで維持負担を考えると実質的に厳しい状況でした。親族間で特に揉めてはいないものの「売却するなりしてお金にできないか」というご相談でした。

叔母が「整理しよう」と協力——共同売却という珍しい選択

借地権整理では地主側が協力してくれるかが非常に重要です。叔母様へ相談者の意向を伝えに行くと「いずれ整理しなければと思っていた」「共同売却でも良い」「売却代金も借地権割合で分けて良い」という非常に前向きなお考えでした。「地主と借地人が共同で第三者へ売却する」という選択は実務的には珍しく、非常に大きな前進でした。

最大の壁は従兄弟の立退き——2年半後の転職が転機

次の問題は建物に住まわれている従兄弟様の立退きでした。最初は「今すぐ退去は難しい」と難航。無理に進めれば親族関係も悪化しかねないため一度立ち止まり時間をかけて話し合う方向になりました。そして2年半後、従兄弟が転職で勤務先が遠方になったことで「条件次第では退去も考える」という流れになりました。最終的に立退料の支払いで「3ヶ月以内に退去」で合意。その後売却活動を開始し比較的スムーズに買主が決定。最初の相談から3年ほどかかりましたが借地権整理は無事完了となりました。

この事例から学べること

  • 借地権整理は「揉める」だけでなく「三方良し」で完了するケースがある——地主が協力的・感情的対立がない・双方にメリットがある場合はスムーズに進む可能性がある
  • 「タイミングが来るまで待つ」という戦略が最終的に機能した——従兄弟の転職という外部要因が2年半後に動きを生んだ。無理に押し込まなかったことが親族関係を守った
  • 借地権整理の成功率は半分程度——だからこそ早めに動き始めることが重要——時間が経つほど関係者が増え・感情が複雑になる。整理できるタイミングを逃さないことが大切
  • 「地主・借地人・入居者」全員にメリットがある形を探すことが成功のカギ——誰かが一方的に損をする形では長続きしない。双方が納得できる着地点を見つけることが大切

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借地権・底地の売却を体系的に知りたい方はこちら:借地権・底地の売却ガイド

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