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2025/05/25

成約事例39|隣地の空家購入|春日井市八事町

項目内容
所在地春日井市八事町
種別隣地空き家(築古住宅)の購入交渉
交渉期間約1年
相談のきっかけ隣接地の空き家を取得して一体利用したい
この事例のポイント「売るつもりはない」から始まった1年越しの粘り強い対話・「なんとなく持っている」空き家の整理

「隣の空き家を購入したい」というご相談でした。

依頼者様はもともと土地建物をお持ちで、その建物を第三者に賃貸中。隣接地にある築古住宅が空き家状態となっており「もし取得できれば一体利用できる」というお考えでした。隣地取得によって土地形状改善・面積拡大・建替計画の自由度向上など、資産価値の大幅向上が見込める案件でした。

最初の回答は「売るつもりはありません」

隣地所有者様に相談したところ、初回の返事は「今は売るつもりはありません」でした。隣地購入交渉では最初からすぐOKになるケースは少数です。今回も親族所有・思い出・将来の方針未定などがあり、すぐに売却判断できる状態ではありませんでした。こういう案件で重要なのは「無理に押さないこと」です。売主様のお話を丁寧に聞きながら今後の使用予定・管理状況・ご家族の意向を整理していきました。

「実は使う予定がない」ことが見えてきた

何度かお話を重ねる中で「実際には使う予定はない」というお気持ちが徐々に見えてきました。古い空き家は固定資産税・草木管理・老朽化・防犯問題など維持だけでも負担になります。「なんとなく持っている」ケースも実際は少なくありません。「持ち続ける意味」を整理することで、売却意向が少しずつ固まっていきました。

価格差の壁——「感覚ではなく数字で整理」

売却意向が見えてきても、次は価格の問題でした。買主様・売主様の希望価格にはかなり差がありました。そこで市場相場・建物状況・リフォーム費用・解体リスクを整理し「なぜこの価格になるのか」を双方に丁寧に説明しました。

特に隣地売買では「隣だからこそ価値がある」ケースが多いです。今回も依頼者様にとっては単なる空き家ではなく「資産価値を大きく上げる土地」でした。この特殊な価値を説明しながら約1年、粘り強く交渉を続けた結果、「条件次第で売ってもいい」という空気が生まれ、最終的に双方納得できる条件で契約成立となりました。

売主様からは「最初は売るつもりなんてなかった。でも何度も話し合う中で、このまま空き家のままで持ってても仕方ないと感じた」というお言葉をいただきました。

この事例から学べること

  • 隣地購入は「一度断られても終わり」ではない——状況は変わる——タイミング・維持コストへの不安・家族意向の変化で売却意向が生まれることがある
  • 「隣地だからこそ価値がある」——通常相場では測れない特殊な価値がある——一体利用・土地形状改善・建替え計画の自由度向上という付加価値を丁寧に説明することが重要
  • 「空き家をなんとなく持っている」人は多い——持つ意味を整理するサポートが価値を生む——維持コスト・将来の活用予定・家族意向を整理することで自然に売却判断が生まれることがある
  • 隣地交渉は継続的な対話と信頼関係がすべて——無理に押さない・定期的に様子を伺う・相手の立場で考える姿勢が1年越しの成約を生んだ

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